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ウッドデッキが壊れたので、作り直すことになりました。
どんなものを設計する時もそうですが、まずはどのようなものを作りたいのか書き出し、優先順位をつけて行く必要があると思います。
しかし、今回は、自分の家のウッドデッキです。外の構築物なので、最悪もし崩れたとしても人命に影響を与える可能性も少なく、誰に訴えられるとか言うこともないので(汗)、あまり厳密にしませんでした。説明して納得してもらう必要とかもないですし・・・その辺はとても気楽ですね。今回はこんなふうに考えました。
01 何のために、どんなウッドデッキを作る?
- このウッドデッキで人間はくつろがない・・夏は吸血系の蟲が多く、冬は寒すぎるのでそもそも不可能。活用するとしても、洗濯物を干すくらい。じゃあ何のため?
- 手すりがリスの昼寝場所になっていたので(こちらの動画参照)、昼寝がしやすい幅の広い手すりのウッドデッキをつくりたい。
- 手すりがキジバトの交尾場所になっていたので(こちらの動画参照)、交尾しやすい(笑)ように手すりの広いウッドデッキをつくりたい。
- 手すりが野鳥の食事場所になっていたので(こちらの動画参照)、餌台や水場を手すりに置けるように手すりの幅を広くする。できればバードバスも置きたい。
- 家の角の景観上ポイントなる場所にウッドデッキがあったので、その景観を維持できるようにできるだけ同じサイズのウッドデッキを作りたい。
02 しかし、とにかくお金がない。
- できれば材料費10万くらいで押さえたい。
- 材料をけちるために、機能的に最低限必要なところだけ床を作り、のこりは床を抜いてしまっても構わない。とする。
- 手すりはつけない、もしくはうんと低くしたほうが、室内からの眺めを邪魔しないのでよい。材料の節約にもなる。※子供がいないので転落防止についてそれほど気を遣う必要がない。
- ウッドデッキへの階段は、構造が複雑になるのと使用材料が増えるので作らない。
- 傾斜地で基礎を新たに設置するのは至難の業なので、既存独立基礎をそのまま再利用する。
- 基礎を再利用すると、スパン(柱間の距離)が2700mm,2300mmと結構大きくなってしまう・・さてどうしよう?
03 それでも、今度も20年くらいは持たせたい。
- これまでのウッドデッキは、柱と梁をほぞ接ぎで接合してあったが、そのほぞ穴に水分が残り、そこから腐敗が進んで崩れたので、今回はそれをしない。
- できるだけ各部材間に隙間を大きく取って、水はけをよくする。
- 防腐性能の高い材料を選定したい・・(高そう)
リストアップしたのはこんな感じで、これをまとめると以下のようになりました。
リスや野鳥のために、手すりの幅が広くて低いウッドデッキを作る。ただし、お金がないので材料は最小限、でも、できるだけ長持ちさせたい。
そこから適当にスケッチ描いてみましたが、ポイントになりそうなのは・・
- 材種の選定
(コストと耐久性、メンテナンスの必要性のバランス) - 部材の断面の選定と各部材の接合方法
(長いスパンを低コストで飛ばす方法、作業性) - 接合材の選定
(金物を使うかどうか、釘を打つか・ビスを使うか) - 手すりの形状
(コストと機能性)
こんな感じでしょうか。構造面で重要なことばかりなのですが、リスや野鳥のためのウッドデッキに構造計算だなんて恥ずかしくて頼めないので、
これまでの経験から、直感で適当に図面を引いていきました。
結果は・・・まあ、思ったより頑丈なものができたのでよかったです。(笑)
上記4つの結果は、以下の記事に詳しく書いてありますので、よかったらご覧ください。
↓こんな道具類が役に立ちました