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リアルタイムで電力使用量を知りたい
標高1,500mで通年生活すると、冬期の電気代がものすごいことになってしまいます。毎月2〜4万は電気代だけで飛んでいきます。それプラスガス・灯油代など。光熱費がとても高くなります。冬期の気温は北海道並ですが、ここは避暑別荘地、建物の仕様が厳冬期の使用まで考慮していない(断熱が弱い・設備が貧弱)ので、どうしてもエネルギー投入量が増えてしまいます。
少しでも電気代を安くしたい・・・そのためにはまず現状把握が必要です。何を使用すると電力使用量が増え、なにを使用しないと減るのか・・・リアルタイムで電力使用量を把握したいけれど、どうしたらできるのだろう・・?いろいろ調べてみました。
残念ながら電力会社の「見える化」サービスは、リアルタイムモニタリングできません
正確な電気使用量を知るには、まず電力会社にお願いしてスマートメーターに切り替えてもらう必要があります。切り替えてもらった後で、各電力会社の「見える化」サービスに申し込むことで、30分〜1時間単位での使用量を把握することが可能になります。
ただし、この「見える化」サービス、電力会社のホームページを確認すると、前日のデータしか確認できないため、何を使ったら使用量が増え、何を使わなかったら減るのか、というリアルタイムでの把握ができません。1日も経ったら、この時間帯に何を使っていたかなんて、忘れてしまうのではないでしょうか?

そうはいっても、まずは「見える化」サービスに申し込んだ方がよいです。リアルタイムで把握できなくても、1日ごとの電気使用量を「正確に」把握できますし、月ごとの使用量の「正確な」比較も可能です。自分のところは中部電力管内なので、中部電力の見える化サービス「カテエネ」に申し込んでいます。
電力会社の見える化サービスでなくとも、NTTの光回線フレッツの付帯サービスで、東日本は「フレッツ・ミルエネ」西日本は「フレッツ・エコめがね」という消費電力のモニタリングサービスがあります。これは!と思い調べてみたのですが、残念ながら、どちらもリアルタイムの消費電力は確認できない仕様でした。15分ごとにデータが更新される、とのことでした。しかも、パソコンを開いて該当Webページを表示させなければならないので、ちょっと面倒です。
http://faq.flets.com/faq/show/2973
Q: フレッツ・ミルエネはどのような仕組みですか?
A:お客さま宅内に設置する無線親機、分電盤計測器および電源タップ(オプション)により消費電力量をサーバへ収集するとともに、東京電力・東北電力提供の電力供給情報を取得し、光iフレーム、フレッツ・ミルエネ専用端末やパソコン、スマートフォン等のブラウザに表示します。
消費電力量は15分ごとにサーバデータが更新されるため、消費電力量の瞬時値を確認することはできません。また、専用アプリの場合は、15分毎に自動更新されます。(アプリ起動時)※専用アプリは、「光iフレーム」「光iフレーム2」「フレッツ・ミルエネ専用端末」で利用できます。
それでもやっぱりリアルタイムでモニタリングしたい⇒クランプ式無線電力計を使用する
ネットを探してみると、電子工作&プログラミングでスマートメーターからリアルタイムで消費電力を抜いている強者がいらっしゃいましたが、私のスキルではこんなハードルの高いことはできないです。(しかも購入する機器類もそれなりに高い)
もう一つ、HEMS(Home Energy Management System「ホーム エネルギー マネジメント システム」)機器を導入する、という選択肢もありますが、機器や工事費はさらに高くなります。HEMS機器の導入は、家を新築や改築して大がかりに電気をいじる時に行った方がよいと思います。業者さんを呼ぶような工事は単発で行わない方が安く上がります。
それでもやっぱりリアルタイムモニタリングしたい・・(涙)
そこで、さらにいろいろ探して見つけた方法が、クランプ式無線電力計をとりつける、というものでした。分電盤にセンサーを取り付けてリアルタイムでどの程度の電流が流れているか測定し表示してくれるすぐれものです!2017年8月現在で発売されている機器で、使えそうなのは以下の3つでした。
このなかで、Oregon オレゴン節電アドバイザー+ECOCOは、最も価格が安く、1万円を切る値段で販売されていますが、過去のデータを保存することができません。今の電力だけわかればよい、できるだけ機器にコストをかけたくないという方はこちらを購入するのがよいと思います。
通年での使用量変化を知りたいと思う人は、パソコンにデータ取り込みができる残りの2機種を購入した方がよいと思います。EC-10RFは2万円台での販売、節電モニター「はやわかり」
は1万円台で販売されています。
自分はコスト的に「はやわかり」を選択しましたが、EC-10RFのほうがざっと見のメリットとして・・
- 日本の電気料金体系に即した料金設定ができる(EC-10RFは使用量に応じた3段階での単価設定+基本料金も設定できるが、はやわかりは1種類しか料金設定できず、基本料金という概念もないです。)
- パソコン取り込みのソフトウェアが高機能(EC10-RFは比較分析・シミュレーション機能などが充実しているが、はやわかりは単なるグラフ表示しかできない)
などがありますので、予算に余裕がある方はEC-10RFを購入した方がよいと思います。ただし、これら電力計はあまり需要がないのでしょうか・・EC-10RFのメーカーホームページには「廃番」の表示がありました。早めに手に入れておいた方がよさそうです。
2018年7月追記:「はやわかり」が入手困難に・・⇒Oregon オレゴン節電アドバイザー+ECOCO と「見える化」サービスの組み合わせでOK
amazonでもとうとう「はやわかり」が入手できなくなってしまいました。「はやわかり」を1年使ってきましたが、結局パソコン上でのデータの活用については、取り込み途中でデータが欠損することがあったり、電力計の数値自体にも誤差があるため、累積データとしては残念ながら参考程度にしかなっていません。
それよりも中部電力の見える化サービス「カテエネ」が大変有能なため、節電した結果=毎月の使用電力量=電気料金については、「カテエネ」で確認しています。

よって、見える化サービスでできない部分=電力使用量の瞬間値を計測を、クランプ無線電力計で行う、という使い方で問題ないと思います。とすると・・一番安価なOregon オレゴン節電アドバイザー+ECOCO 【EMS-100J】を購入する、というのが今現在の一番よい選択だと思われます。⇒2018年8月追記:このEMS-100Jがamazonで2,970円と大幅割引で販売されています!この機会に入手しておきたいところです。
専用機器でリアルタイムモニタリングすることのメリット
フレッツ・ミルエネサービスがもし仮に、リアルタイムモニタリング可能だったとしても、パソコンを開かなければ消費電力を確認できないのであれば、結局めんどくさくて見ないまま終わってしまうことが多いのではないかと思います。
専用機器を置いておくと、知りたいときすぐに今の消費電力を確認できるので、たとえば風呂上がりにドライヤーを使用して、今まで0.3kw程度だった消費電力が、一気に1.5kwになるのを目の当たりにすると・・やべー、早く終わらせよう(笑)という気持ちにならざるを得ないです。


節電しようという意識が働き出すと、具体的な数字が目に見えて減ると、安心する&なんとなくうれしい&なんとなく達成感もあるので、どんどん数字を減らそうとして行動し始めるものです。自分は、パソコン周りで無駄な電気を食っている機器類は多かったので、これらを使用していないときはコンセントを抜いたりとか、上記のように大量に電力を消費する機器類の使用時間を極力減らすようにし始めました。
「はやわかり」のホームページによると
英国オクスフォード大学の研究によると、消費電力を即時見える化することで、5%から15%の節電効果が実証されています。
とのことでした。なるほどです。結局こういう地道な心がけが大切ということのようですね。
↓「はやわかり」を購入しました。レビューはこちらからどうぞ
節電した結果はこちらをどうぞ
「はわやかり」をつかって、リアルタイムで消費電力を確認しながら節電した結果・・9ヶ月間で15%も節電できました!(最大で前年同月比で31%も節電!!)詳しくはこちらの記事にまとめています。節電は、結局のところ「心がけが大事」が結論。そのためには、リアルタイム電力計を側に置いておくのが、最もやる気を起こさせてくれる方法だと思います。