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RX10M3を使い始めて一番戸惑ったのが、最短撮影距離の変化の大きさです。オートフォーカスがダメだと思っていたら、実は単に最短撮影距離より短い距離でピントをせっせと合わせようとしてただけ、というおバカなことも何度もありました・・最近はようやく慣れてきましたが、どのような特性になっているかを頭にたたき込んでおくと構図が決めやすくなると思います。
RX10M3の最短撮影距離変化
ネット上に大まかな変化の情報はありましたが、この際なので、最短距離が変化する焦点距離をカメラのモニターを見ながら一つ一つ調べてみました。多少の誤差はあるかもしれませんが、おおむねこんな感じでした。
85mmから230mmにかけて1.3mも変化しているので、戸惑うわけですね・・
さらに・・
230mmから300mmは一番長い距離(1.6m)のまま、
300mmから400mmにかけてなぜか60cmも短くなり、
400mmから600mmは逆にほとんど変化がありません・・
結局、どこまで寄れるのか・・
画角を変えてどこまで寄れるか試してみましたが、50mm近辺が一番寄れそうな感じです。ただし、被写体との距離がレンズ先端から3cm位しかとれないので撮影する被写体は限られてきそうです。
いろいろ撮影してみましたので、ご参考にどうぞ。近所で咲いていたシロバナイチヤクソウです。
↓24mm f2.5 1/30 -0.3ev ISO640
(24mmは35mm付近と比較して少し全長が長くなるので、レンズ先端との距離もさらに短くなります。近づきすぎてレンズが陰になって暗くなりました・・この距離は実用的ではなさそうです)
↓36mm f3.2 1/40 -0.3ev ISO1000
↓56mm f3.2 1/50 -0.3ev ISO1600
↓85mm f3.5 1/40 -0.3ev ISO1600
↓100mm f4 1/30 -0.3ev ISO1600
↓247mm f4 1/30 -0.3ev ISO1600
↓412mm f4 1/40 -0.3ev ISO1600
↓600mm f4 1/40 -0.3ev ISO1600
花や山野草などを撮影するときは・・
以上の結果を踏まえて、自分は花や山野草などを撮影する際は、
- レンズフードを外して2〜3センチまで被写体まで近づき50mm付近で撮影
- 被写体から少し離れて(約1m)400mm〜600mmで撮影
- ピントが合わないときは焦点距離を確認
⇒合焦せずイライラするときはたいてい200mmとか300mmになっている。
とルール付けしています。レンズの特性を理解することで、撮影の際のイライラがかなり軽減されました(笑)ご参考になれば幸いです。
焦点距離とf値の関係
ついでに焦点距離とf値の関係も調べました。こちらも把握しておくといろいろ便利です。