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↑45M電波望遠鏡 RX10M3, 24mm, F2.4, 1/800, 0ev, ISO100
国立天文台野辺山、筑波大学山岳科学センター八ヶ岳演習林、信州大学農学部野辺山ステーションが共同で開催してくださった「地元感謝デー」に参加してきました。今回初めて野辺山天文台の施設に入ったのですが、間近で見る白色の電波望遠鏡が冬の青空に映え、大変美しくかっこよかったです。
せっかくなので、RX10M3でいろいろ撮影してきました。広角から望遠まで一台でいけるので、こういう視察とか調査に持って行くと、とても便利です。
ミリ波干渉計
直径10mのアンテナ6台をケーブルで接続し、最大で直径600mの電波望遠鏡に相当する解像度での観測が可能とのことでした。現在は運用を終了し、そのノウハウやリソースは南米チリに新しく設置されたアルマ望遠鏡にて生かされているそうです。
6台の内1台だけ、太陽系の惑星観測用に改造されて現在も運用中だそうです。(大阪府立大学 SPART(Solar Planetary Atmosphere Research Telescope)プロジェクト)
45M電波望遠鏡
ミリ波と呼ばれる波長域を観測する電波望遠鏡では世界最大級の口径を誇る電波望遠鏡。設置から35年経った今でも改修が続けられて、単位時間あたりのデータ取得量は今でも世界最高とのことでした。この電波望遠鏡が野辺山にあることを地元の方は誇っていい、っておっしゃっていました。ちょっとうれしくなりました。
ちょっとずつ寄ってみます。
先端についているのは避雷針です。
全画素超解像ズーム(1200mm相当)を使用すると、避雷針のこんな形状まで見ることができます。
電波へリオグラフ
直径80センチのアンテナを84台接続して太陽の画像を撮影する電波望遠鏡。広大な敷地にたくさんの小さなアンテナが設置してあります。
広角で撮影すると米粒程度のアンテナ群も、ここまで引き寄せられます。
今回の地元感謝デーでは、通常は入れない観測室に特別に入らせてもらったり、講演が3つもあったり、4Dシアターの上映会、星空観望会など盛りだくさんで大変楽しかったです。普段はあまり気にしていない星や宇宙に再び意識を向けるいい機会になりました。また、田舎の山暮らしを続けている中で、最先端の研究現場という大変アカデミックな空気に触れられたのも、気分転換になってよかったです。新鮮というか、大学時代を思い出して懐かしいというか・・・・
国立天文台野辺山宇宙電波観測所の施設見学(自由見学)は毎日可能なので(しかも無料)、ちょっと気持ちを変えたいというときに行ってみてはいかがでしょうか。また特別公開や、地元感謝デーも毎年開催されているので、ぜひチェックされてみてください。大変お得なイベントだと思います。
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