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冬は激寒・夏は高湿の山生活で布団乾燥機は絶対必要
標高1,500mの高地で通年生活するのに必要な道具、といえば真っ先に思い浮かぶのが布団乾燥機です。自分の家でも年中使用しています。その理由ですが・・・
冬は布団をあらかじめしっかり暖めておくことで、気持ちよく眠れるだけでなく、就寝中ずっと寝室を暖める必要がなくなり(=電気代の高いデロンギを使用しなくてすむ)、しかも、寝室を暖房しない⇒室温が下がるので相対湿度は上昇する⇒加湿する必要がなくなる⇒やっかいな結露が減る、といいことずくめなのです。
また夏は、平地で気温30度以上湿度60%程度の湿った空気は、山まで上ってくると20度前半で湿度80%以上と、ほとんど飽和状態になってしまうため、いつもなんとなく空気はジメッとしていて、洗濯物も乾きにくくなってしまいます。布団もなんとなく・・(略)。そのため、夏でも布団をカラッとさせるために布団乾燥機は必須アイテムになるのでした。
毎日使うので片付けが楽なマットなしタイプを選ぶべし
その昔、布団乾燥機と言えば、空気を布団内に入れたマットに送り込んで膨らませて暖めるタイプばかりでしたが、ここ数年マットなしで直接温風を布団内に送り込むタイプが主流になっています。
自分も使ってみるまでマットなしについては半信半疑だったのですが、これが思いのほかパワフルで、マットがなくてもダブルサイズのベッドでも十分暖められることがわかりました。このマットなしタイプを使い始めるともうマットタイプには戻れないです。セッティングの手間が全然違います。
この時購入したマットなしタイプの布団乾燥機は、日立のこの機種でした。本当によく暖まります。
しかしホースの耐久性に難あり
この日立の布団乾燥機、大変重宝していたのですが、なんと1年でホース部分に亀裂が生じてしまいました。ホースは蛇腹状になっているのですが、その折り目から亀裂が入り、そのうちどんどんひろがってしまったのです。
これはショックでした・・・
仕方なくサービスセンターに郵送してホースの交換をしてもらいました。保証期間内ですから交換自体は無料でしたけど、行きの送料はかかってしまいました。
寒冷地なので、冷えすぎて樹脂に柔軟性がなくなったためだろうと予想し、修理を終えて戻ってきてからは、ホースの蛇腹を毎日折りたたむことはやめて、伸ばしたままにしておきました。見た目最悪ですけれど・・・
しかし、そんな風に気を遣ってもやっぱり1年でホースに亀裂が入ってしまったのです!
これはもうこのホースを使う布団乾燥機の根本的問題、宿命と判断し、修理するのはやめました。保証期間外なのでお金がかかりますし。
なので布団乾燥機は唯一無二のホースなしタイプ「スマートドライ」を選ぶべし
実は、最近主流のマットなしタイプ布団乾燥機の元祖は、この象印の「スマートドライ」なのでした。登場した当時、ホースなしで、本体の吹き出し口を動かし、そのまま布団にセットするだけ!のインパクトは、今でも忘れることはありません。(そしてその能力に半信半疑だったことも・・・)
しかし難点は、発売当初はちょっと価格が高かったことです。
自分はそれが理由で日立の布団乾燥機を選んでしまったのですが、2019年現在では他と見劣りしないくらいの価格、1万円程度まで下がってきましたので、もうスマートドライを選ばない理由はありません。
なにせ、あのやっかいなホースが存在しないからです。
早速購入してきました。
このまま日立を使うか、新しく象印を買うか・・・。悩んでいるうちにモーターから異音が発生するようになってしまったので、早速、麓の電気屋さんで購入してきました。
スマートドライで心配だったことは2点ほどあります。
温風吹き出し口が日立のよりも布団外周に近いので、暖める力が弱いのではないか、ということ。
もう一つは、ベッドでも使用できるのか、ということ。
1点目は、日立の布団乾燥機より、やはりパワー不足な感じがしました。本体の寸法差からしても、風量が少なくなるのは致し方ないかと思います。それでも少しだけ長い時間運転することで、ダブルベッドでも隅々まで暖めることが可能なことがわかりました。
2点目は、ベッドの足側ではなく、子供を寝かせるように頭側に設置すれば全く問題ありませんでした。
以上から、心配していた2点は全然問題ないことが判明しました。
ホースの耐久性を心配しなくてよいこのスマートドライは、価格も安くなった今では布団乾燥機の唯一の選択肢、といってもよいのではないかと思います。
もっと早く買い換えるべきでしたね・・・(ていうか最初から多少高くてもこれを選んでおくべきでした・・今は価格が高いという理由で迷うことはほぼなくなりましたけれど。)
山暮らしでの布団乾燥機選びの際の参考になれば幸いです。