無料ネットショップ、WooCommerceで自力でつくるか、BASEなど無料サービスを使うか。

少しだけネットでものを売りたいという場合、WooCommerceプラグインを使って自力で構築するのと、BASEなど無料ネットショップサービスを使うのと、どちらがコストパフォーマンスがいいか・・・プログラムの知識がほとんどない自分が行う場合にどちらがよいのか比較しました。

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WooCommerceなら簡単に自力構築できるか。

んのちょっとだけ商品をネットで販売することになりました。ここのところWordpressでブログを作ることが多かったので、この勢いでWordpressのプラグイン、WooCommerceを使ってのネットショップ開設しようと決めました。

WooCommerceは割とよく見るプラグインなので、情報もたくさんあるだろうと思って調べてみると、意外とこれが少ない。Wordpressのお手軽さからハードルが低そうに見えたのですが・・・。

一応構築し終えて振り返ってみると・・これが結構大変な作業でした。WooCommerceが海外製のものなので、日本人の私の感覚からするとずれが大きかったです。ある程度はプラグインで日本の環境に対応することは可能でしたが、そこから先は、自力でかなりの量の日本語の修正やテンプレートの改変作業も必要でした。初期費用を抑えるために無料プラグインだけを使用する、という縛りを設けたのも、難易度を高めてしまった理由です。

主要な作業内容についてはこちらにまとめています。

そこで、本当にWooCommerceで自力構築した方がよかったのか、もう一度コストパフォーマンスの面から、無料ネットショップサービスのBASEと比較してみたいと思います。

無料ネットショップサービスのほうが当然高機能

2018年3月現在、初期費用・月額利用料無料で、もっとも手数料が安いサービスはBASEです。コスパという意味では、こちらのネットショップサービスを利用することになると思います。

BASEは、初期費用や月額利用料などすべて無料、決済したときにだけ手数料とサービス利用料がかかるという、小規模ショップにはとてもありがたいシステムです。しかも独自ドメインでの運用も可能です。

さらに、支払いはクレジットカードだけでなく、携帯決済、銀行振込、コンビニ決済、後払いなどあらゆる支払い方法に対応しているので、取りこぼしも少なくなりそうです。

手数料は決済毎に3.6%+40円、これにサービス手数料3%がかかるので、合計6.6%+40円です。これに加えて出金する時にに2万円未満なら手数料750円、2万円以上なら250円がかかってきます。

出金手数料まで含めると、売上が3万円とした場合の手数料は2,270円。率にすると7.57%です。

これを高いと考えるかどうかですが・・・商品情報の入力だけで開設できるなら、手数料の高さは、初期費用と考えてもよいのではと思います。


WooCommerceを使い無料で構築した場合

方で、WooCommerceでそれほど高機能でない最低ラインのネットショップを自力構築した場合、販売に関する手数料はクレジットカード決済の手数料のみです。また、レンタルサーバー費用、ドメイン取得費用もかかります

クレジットカード決済会社をどこにするか、は重要な要素になるのですが、自分はSquareを選びました。その理由は・・こちらで述べています。

Squareの場合、決済手数料は3.6%です。月額利用料・初期費用は無料です。それ以上の費用はかかりませんので、先ほどと同じように3万円の売上とした場合、引かれる手数料は1,080円です。

この程度の差額なら・・・どうでしょう。もっと売上が少ない場合は、その差はさらに縮まってくるので、手間を考えたらBASEで構築した方がよかったんじゃないか・・そんな気持ちになってきてしまいました(爆)

た、自力でネットショップ構築の場合、クレジットカード決済を行う関係上、接続は暗号化(httpsによる接続)しておく必要があります。自分はレンタルサーバーはロリポップ!を使用しているのですが、無料でSSL証明書を取得可能、しかもワンクリックで設定可能と大変ありがたい機能を実装してくれています。しかも月額コストはWordPressが使用できて300円からと格安です。他のサーバーではこのSSL証明書の設置コストも結構ばかにならなかったりするので、レンタルサーバーをどこにするかも重要な要素になってきてしまいます。一応ここでは、コスパという意味でロリポップ!を使用する、ということにしておきたいと思います。


さらにドメイン取得・維持費用も.comドメインで年間1,200円程度かかってきます。独自ドメインでの運用はBASEでも可能なので、この費用については両者かかるとして・・

ちょっとここで比較をしてみたいと思います。

BASE WooCommerce自力
決済方法 クレジットカード
携帯決済
コンビニ決済
銀行振込
後払い
クレジットカード
銀行振込
決済手数料 決済毎に6.6%+40円 クレジットカードは3.6%
銀行振込は振込手数料
出金手数料 2万円未満750円
2万円以上250円
0円
レンタルサーバー費用 0円 ロリポップ!の場合300円/月〜
(ここでは300円とする)
手数料+経費(月1回出金とした場合)
月1万売上
(5,000円X2回)
1,490円
(370×2+750)
660円
(360+300)
月3万売上
(5,000円X6回)
2,470円
(370×6+250)
1,380円
(1,080+300)
月10万売上
(5,000円X20回)
7,650円
(370×20+250)
3,900円
(3,600+300)
月30万売上
(5,000円X60回)
22,450円
(370×60+250)
11,100円
(10,800+300)

 

結局、手数料というか費用的な面では、自力で構築すると半分ぐらいで済むことがわかります。これをどう考えるか・・つくってしまった自分としては安く上がってよかったですが、これを他人にお勧めできるかというと・・ちょっとわかりません(爆)

一応その方法で大事な部分については、いろいろと記事にしておきましたので、参考にしていただければと思います。

↓無料プラグイン・コピペでつくったwoocommerceのecサイト、完成後の受注→発送作業の流れの説明と、今回行った改造作業内容についての説明はこちら

↓そのほかのwoocommerce関連記事一覧はこちら

↓woocommerceにクレジットカード決済を導入するならSquareがおすすめです。

↑WooCommerceにクレジットカード決済を導入するなら、Squareがおすすめです。プラグインで簡単に導入でき画面遷移もなくその場で決済可能です。初期費用・月額利用料無料最短翌日入金ですし、カードリーダーを導入すればリアル店舗での決済も可能、POSレジシステムまで使えます。自分もSquareを導入しました。

↓時間がない人は・・やっぱりWooCommerceには手を出さず、BASEでつくった方がよいと思います。