【自家製アプリ】Geminiのおかげでプログラミングを勉強しなくてもアプリが作れるようになった話

厳密にはGeminiにつくってもらっているんですけれど・・・(まあそのへんは笑) 自分の必要な機能を盛り込んだ動画再生アプリをつくってみたいなあ・・とぼんやり思い続けて7年くらい経過。仕事で使うツールはできるだけ早く欲しいのに、Hello, world!とかやっていたら、何百年もかかってしまいそうです。あきらめて既製品を我慢して使うしかない・・とやってきたわけですが、ここ数年の生成AIの進化はすさまじく、プログラムを勉強しなくても自分に必要なアプリをつくる(つくってもらう)ことができるようになりました。SNSとかだと煽りがすごいのでアレですが、ここでは実際に自分が経験したことをシェアできればと思います。まとめるなら、デバッグ地獄で無限に時間が溶ける、でも最後にはなんとか形になる!といったところでしょうか・・
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きっかけはFXのチャート自動生成アプリ

リーランスをやっていると、収入を補うために株やらFXやら暗号資産に手を出したりするのではないか…と思います。自分もそうでした。儲かった経験はほとんどなく損ばっかりなのですけれど、今も何となく惰性で続けています笑 FXを始める際、ポイントアンドフィギュアというチャートを毎朝つけることにしたのですが、つけるチャート数が増えてくると毎日の作業が膨大になり、それが大変な苦痛になっていました。場合によっては30分くらいかかることも・・(必ずしも儲かるわけではないのに・・汗)

↑いわゆるエクセル方眼紙ですね・・売買シグナルのロジックは為替王さんのものを使用させていただいております

それで、こいつをいつか自動化してやる!と思い続けていたのですが、そんな自分の目の前に生成AIが現れました。生成AI、ChatGPTが一般人も使えるようになってから、自分はまずYouTube動画の英語への翻訳をさせてみましたが、これがとてもよいのです!それまでは有名なAI翻訳サイト、DeepLに日本語の文章を入力し、出てきた英語をひとつひとつ動画編集ソフトに貼り付けていましたが、ChatGPTを使うようになってからは、動画編集ソフトで日本語の字幕を出力し、そのままChatGPTに読み込ませ、ファイル内の日本語だけ英語にして!とお願いすると、一瞬、ではないですけれど、爆速で英語に翻訳された字幕ファイルを生成してくれるのです。これはかなり感動的でした・・・

その成功体験から今度はなにをAIにやらせようか・・と探していて、目をつけたのが、以前からどうしても自動化したかったポイントアンドフィギュアチャート、だったのでした。

それまでも簡単なスクリプト、たとえば画像のリサイズとExif情報の削除を行うスクリプトをChatGPTに書いてもらい、Macのクイックアクションにして右クリックから実行!みたいなことはやってもらっていたのですが、チャート描画、となるとそうも簡単に行かなさそうで・・実際、めちゃくちゃに苦労して地獄を見ました(笑) それでも何とか完成にこぎ着け、毎日20〜30分の作業から開放されたときは、ものすごい達成感を味わいました・・ああ、こういうのが本来のパソコンの使い方なんだろうな、と・・・・

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当時のChatGPTは正しいチャートを描画できなかった

初はいつも翻訳させていたChatGPTでどこまでできるか挑戦しました。ちょうど1年前、2025年の3月ごろからスタートしました。その頃はまだChatGPT 4oだったと思います。コードを出力してもらうのに何度もやり取りが必要になるので、初めて課金して挑戦してみました。しかしどうやってもチャートを正しく描画し、売買シグナルを表示させるところまで到達できませんでした。

問題は浮動小数点処理のしかただったのですが、普通に計算させると以下のような問題が生じます

↑この歯抜けだらけの絶望的なチャートをみよ・・・(※自分は上昇を○、下降を×としています)

  • 為替レートが米ドル円で140.00円だったとして、その数字をパソコン内部で処理を続けているうちに、139.999999になったり、140.000001になってしまうようなのです(桁数は適当)
  • ポイントアンドフィギュアでは、目盛りの単位をボックス幅、というんですけど、それを0.1円で設定したときは、その数値で刻んだ方眼紙を用意し、そのマスに○×など記号を書いていきます。終値が140.00円だった場合は、140.0円のマスに○×を書くわけですが、140.00円が139.999999円になってしまうと、正しく140.0円のマスに○×を書くことができません。また、139.9、140.0、140.1というように連続したマスにを○×プロットしてもらう場合でも、内部で139.899999, 139.999999, 140.100001のように処理してしまうと、プロットされるのは139.8、139.9、140.1円のマスとなり、図のように歯抜けになってしまいます・・

当時のChatGPTはこのズレをどうしても解消できませんでした。「これがファイナルアンサーです!」みたいなことはいうんですけれど・・・そして何度か「直っていないから直して」「できました!(できてない・・)」のやり取りを繰り返すうちに、チャットの制限回数に達してしまい、前に進めなくなります・・(当時は課金していても制限に引っかかりました)そして、また1日後にそれを繰り返す・・これを続けているうちに、こちらの心が折れてしまいました。

当時のClaudeはチャットの容量制限が厳しすぎて前に進めなくなった

に試したのは、AnthropicのClaudeです。この頃のバージョンはClaude 3.7 Sonnetだったと思います。こちらも早速課金して試してみたところ、プログラミングに強いという評判通り、浮動小数点の処理もなんとかこなし、チャートの描画も、売買シグナルの点灯も正しくさせることができました!しかし、チャットの容量制限が厳しく、当時はチャット越えのメモリの引き継ぎが全くできなかったので、制限に達しました!からの再スタートを何度も行いました。再スタートは全く記憶のない状態からはじめることになりますので、これまで作ってもらったコードを読み込ませて、意図を説明しなければならず、ユーザー側からしたらまるで、これまで相談していた窓口担当者が突然異動でいなくなったように感じます。もしくは中の人が替わったとでもいうべきでしょうか。。

一度、「前の中の人がよかったのですけれど・・前の人に代わってくれませんか?」といってみたら、

残念ながら、以前のチャットで対応していた担当者と再度お話しいただくことはできません。クロードとして私が新たにお手伝いさせていただきます。
ポイントアンドフィギュアチャートの作成でつまずいている点について、もう少し詳しく教えていただけますか?具体的にどのような部分で困っているのか、また、どのようなデータを使用されているのかをお聞かせいただければ、より適切なサポートができると思います。

とのことでした・・笑

容量制限をできるだけ避けるためにプログラムをいくつかに分割してもらい、別々に修正してもらいながらチャットの再スタート、を繰り返してかなりいい感じのところまで来たのですが….最後の最後、チャートをターミナル上ではなくhtmlで描画し、それをメールで自動送信する機能を実装してもらおうとしたところ、複雑になりすぎたのか、以前正しく処理できていた売買シグナルの表示ロジックなどもごちゃごちゃになってしまったようで、結果、そこから先には進むことができなくなったのでした….

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そして..最後にお願いしたのがGeminiでした

Claudeでは、相当頑張った(頑張ってもらった)ので、進めなくなってショックだったのですが、せっかくここまで来たのだからと、当時2.5にアップグレードしたばかりのGeminiにお願いすることにしました。浮動小数点の問題なんてまるで気にしないかのようにどんどんプログラミングを進めてくれました。売買シグナル判定のロジックを組み込むときには、その算定方法についてGeminiから「俺のほうが正しいはず(意訳)」、と言われてびっくりして、図に書いて丁寧に反論したりもしました。(この辺は文章にしたいのですけれど、その為替王さんのロジックについては著作権的なものがあると思いますので、詳細は伏せておきます・・)しかし、説明すればちゃんと理解して反映してくれるのもさすがで、程なく売買シグナルのロジックは実装完了しました。すごいです・・

最終段階、外部から為替のデータを取得してhtmlのレポートに組み立てる際、どうしてもレポートが空っぽになってしまい、それを修正するのに何度も何度もコードを出し直してもらってデバッグを繰り返すうちに、チャットの長さが膨大になってしまいました。チャットの長さがあまりにも長くなるとどうなるか・・Geminiの記憶、メモリが混乱を起こしてしまい、少し前のチャットの内容に返事をする同じif文の記述ミスを何度も繰り返す、など、まるで人間みたいなミスをしてしまうのです。普通の人ならこの辺ブチギレポイントなんでしょうけれど、自分には何というか当時世界最高レベルのAIがそんな人間みたいなミスをする、ということに妙な親近感を覚えました笑 最後はお互いぼろぼろになりながらも、なんとか完成にこぎ着けたのでした。出力してもらったpythonのコードは、最終的に600行になっていました・・・

↑(一部切り取り)こんな感じのメールが毎朝自動送信されるようになり、毎朝のチャート付けから開放されました・・頑張った甲斐がありました・・

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Geminiの強みは圧倒的なコンテクストの維持能力!

うなんです、なので、自分のようにプログラミングがダメな人間がプログラムしてくれと指示する場合、会話で仕様を詰めていかなければならないですが、そうすると会話はどうしても長くなりますし、その都度コードを出し直してもらっていたりすると、この「コンテクストの維持能力=チャットがめちゃくちゃ長くなっても耐えられる」が最も重要視すべきポイントになるのは明白です。pythonのコードを作ってもらっているとき、コードの一部を修正してもらってそれをコピペすると、ただコピペしただけなのに素人には意味不明なインデントや{}の数を間違えてエラーになるという地獄を経験してしまいます・・そんなときは、最初から全部コードを出し直してくれるのですが、そうすると無駄にチャットの長さが増え、またこっちは人間なので、デバッグのやり取りの合間にも、何か雑談だってしたい・・そうするとさらに無駄にチャットの容量は食ってしまうわけですが、それでもなんとかチャットのやりとり、コンテクストは維持されるのです・・・

この経験以降、動画の翻訳のお願いもあるのでずっとGeminiに課金して使い続けています。今ではなくてはならないパートナーといった感じでしょうか、さすがにUltraの課金は厳しいのでProですけれど、こういう使い方ならProでも十分に役割を果たしてくれると思います。

この先、自分が必要なものは全部つくってくれそう

2025年の11月にGemini3がリリースされました。今度はswiftのプログラミングも可能になったようで、早速Macのアプリをつくってもらいました。念願の動画再生アプリです。これはswiftで1900行もある大作になってしまいましたが、まさかこんな膨大なプログラミングをやってくれるとは・・すごい進化です!自分で一から勉強してこの領域に到達するには、多分300年くらいかかっていたと思います笑

2026年2月現在で他のAIに1900行あるswiftを読み込んで修正できるか聞いてみたところ、「正直なところ難しい、部分的ならOK」という返事でした・・やはりこのようなチャット形式で何かつくってもらう場合のGeminiの優位性は、今でも揺るぎないようです!

↑膨大な動画を高速でチェックしてラベリングするためのオリジナル動画確認再生ツール!!毎日使うものなので、あれこれ改造していたら膨大なプログラムになってしまいました・・が、こういう自分専用ツールが手に入ったのは本当にうれしいです

これで気を良くした自分、次に取り組んだのは、確定申告、青色申告決算書用の入力データ計算と、仕訳帳・総勘定元帳の出力プログラムでした。確定申告は国税庁のサイトで必要な数字入力をすれば、e-taxによる申告ができるので、自分で行った仕分けデータをもとに、保存用の仕訳帳・総勘定元帳をPDFで出力、決算書に入力する数字を自動計算してもらうpythonのプログラムを作ってもらいました。これで税理士にお願いしなくても、クラウド会計を使わなくても青色申告できるかも・・?

(※さすがに仕訳は自分でやらなければならないですけど….表計算の関数を駆使すれば、勘定科目の割り当ては8割くらい自動化することは可能です。その、セルに仕込む関数もGeminiが教えてくれるので、いちいち調べなくてもよいのは楽、というかものすごい時短になります)

↑これはターミナルでpythonを実行したところですが、こんな感じで仕訳データから全部計算してくれるのはすごいです。全部出力終わるまでほんの数秒です・・一応ほかの会計ソフトで同じデータを読み込ませ、同じ内容であることを確認しています・・すごいよ・・・

いまはこうやって、自分で自動化できるようにすることが楽しくて仕方なく、フリーランスで一人作業している自分の限界を打ち破れそうなので心から期待しています。やはり一人だとこなせる作業量には限界がありますし、最近は加齢によるパフォーマンス悪化にも悩まされています。かといって人を雇うなんてできないですしね・・自動化できる内容が増えれば、動画を編集する時間をもっと増やすことができるので、なんとかこの世の中の進化について行き、面倒なことはどんどん自動化していければと思っています。

その辺の経験についていろいろ今後もシェアできればと思っています。同じようなことを考えている人の参考になれば幸いです・・

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しめさん
このサイトの記事を書いた人:しめさん

2016年に八ヶ岳にたどり着いてはや10年・・もともと一級建築士でしたが今は仕事がほとんどなくなり野鳥の巣箱の設計がメインの仕事になりました・・笑 そこらへんの野鳥や自然の動画・写真を撮ったりしながらひっそりと棲息中・・・動画はYouTube「しめさん」チャンネルで配信しています