吸盤で取り付けるのはさすがにまずいのでは・・?
巣箱の中で何が行われているかを覗いてみたい・・・いろいろ調べてみたところ、amazonやebayで窓に吸盤で取り付ける巣箱が販売されているのを見つけました。
⇒Novelty Durable Window Mounted Bird Nest Nesting View Box Wooden Birdhouse | eBay
これなら簡単に巣箱の中を確認できますが・・・さすがにこれを購入する人はいないのではないでしょうか。吸盤で取り付けるタオル掛けとかが割とすぐ落下してしまうことを考えたら、強風も吹く屋外にこれを設置するのはちょっと怖いです。
ただ、このアイディア「窓に巣箱を取り付けて窓越しに巣箱の中身を観察する」というのは、つかえるものですので、これをどうやって現実世界で実現するのかを考えてみました。
アルミサッシの枠に引っかけるのがよさそう
そこで自分の家の窓をいろいろ眺めてみたところ・・幅の狭い小窓で、半外付けや外付けタイプになっている窓、要するに窓枠が外壁面より外に出ているタイプであれば、その縦枠を利用して引っかけることができそうでしたので試しに作ってみました。
↓こんなイメージ 窓枠は外壁面より少し出ていることが多いので、そこに引っかける感じ。縦方向は乗せるだけになりますが、横方向はシーリングを納めるために窓枠がかぎ状になっているため、そこに巣箱を引っかけて左右に動かないようにします。
↓横断面 縦枠がかぎ状になっているところに、巣箱を取り付ける幕板に溝をつけて挟み込みます。
↓縦断面 上枠は上面がフラットになっているので、そこに載せるようにして巣箱の重みを窓枠に伝えます。
実際に作ってみた
ホームセンターで安く売っている野地板12mmx180mmx1820mmを買ってきます。5枚で1100円でした。これを適当に加工します。シジュウカラ用を想定しているため、巣穴はΦ28mm、巣穴から床までの高さを150mm程度にしました。
↓巣箱の寸法についてはこのサイトが大変役に立ちました。こちらの寸法よりは少し小さめに作ってみました。
なお、手前に向かって片流れにすると、巣穴から床までの高さをかせぎにくいので、切妻屋根にし妻面に巣穴を作るようにして巣箱の高さがなるべく小さくなるようにしています。
↓参考にならないとは思いますが・・図面をおいておきます(クリックすると拡大します)
↓窓に引っかける幕板を用意して、そこに巣箱本体を取り付けます。
↓裏側にはポリカーボネート板を挟み込みました。スライドしてはめ込んでいるだけの手抜きです(雑ですみません)。幕板の両側に窓枠を挟むための板を取り付け、幕板上部には窓枠に載せるための板を取り付けました。なお、ポリカ板を押さえるための部材が厚くなりすぎて、上からスライドして入れることができなくなったため(汗)、窓枠を挟むための溝を片側だけ一部カットしています。
↓取り付ける窓のサッシ枠上面はこんな感じになっています。
↓溝にサッシ枠を挟み込んで取り付け完了!上記で述べたように片側だけ溝を大幅にカットしてしまったため、外れ・ぶれ防止のために1カ所だけ(シーリングを傷つけない程度に浅く)ビスを止めておきました。これでかなりがっちり固定されます。
↓何度かフード(赤丸)に巣を作られたことがあるので・・そのそばに設置しました。
↓室内側から。中がよく見えます!
作業は以上です。
まだ様子見にも来てくれない巣箱ですが、変化があったらここで続きを報告したいと思います。
とても楽しみです!