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悪夢にうなされて思い出した
いちおう本業は一級建築士をやっている事になっているのですが(笑)、別の在宅ワークやWebデザインの話などが多くなり、どっぷりでなくなっている自分。夜中に突然悪夢にうなされて目が覚めて、今年は3年ごとの建築士定期講習を受けなければならない年だったことを思い出しました。そういえば、これまでは毎回定期講習の案内が郵送で届いていたのに今年はありません。おかしいですね・・もう少しで受講を忘れるところでした。
長野に住所を移したのは2017年2月で、その時に一級建築士事務所の移転を長野県建築士事務所協会に連絡し、一級建築士登録の住所を長野県建築士会に連絡してあるので問題ないはずなのですが。もしかしたら、建築士会への連絡は普通郵便で送っただけだったので、届いていないのかもしれません。
そこで建築士会に連絡してみました。
定期講習の申し込みは自己管理で
すると・・・なんとも縦割りここに極まれり、という返答が(笑)
- 建築士会は定期講習の管理を行っていない。
- 建築士会は建築士の登録情報の管理を行っているが、住所変更の内容を、定期講習を行う財団法人建築技術教育普及センター(以後「普及センター」)に知らせていない。3年ごとのお知らせは、普及センターがサービスで行っていること。多分、普及センターは旧住所にお知らせを送ったのではないか?
じゃあ、誰が定期講習を受講したかどうかの情報を集めているのだろう・・聞いてみたら、
- 一級建築士なら国(国土交通省)(※二級は都道府県)が情報を管理している。受講していない人に対しては、国が直接警告を通知する。通知しても受講しない場合は戒告または2ヶ月の業務停止の対象となる。
※こちらに詳しく書いてありました
要するに・・
- 定期講習受講の有無の情報管理=国(一級建築士) 都道府県(二級建築士)
- 建築士会は定期講習を管理していない
- 国に定期講習受講の情報を渡すのは、定期講習の実施機関
ということのようです。
これってとても面倒くさいシステムですよね。建築関連の団体は多すぎではないでしょうか。そもそも事務所協会と建築士会なんか別じゃなくてもよいと思うのですが・・・。今回さらに、定期講習の受講の管理は事務所協会や建築士会とは無関係だということも判明しました。
なので、個人で建築士事務所をやっている場合は・・
- 建築士事務所の情報は、建築士事務所協会が管理
- 建築士の情報は、建築士会が管理
- 定期講習の受講有無は、国もしくは都道府県が管理(※国や都道府県への通知は定期講習実施機関が行う)
というように、3カ所に情報が分散しているので、住所など何か更新したときは、それぞれについてアップデートしなければならないことになります。事務所協会や建築士会に連絡するだけではダメで、定期講習実施機関にも連絡しなければならない、ということです。(めんどくせーー)
いつの間にか定期講習受講可能な機関が増えていた
まあ、こんなのはよくある(?)ことなので、気を取り直していろいろ情報収集し始めたところ、建築士の試験でかかわってくる日建学院さんや総合資格さん、確認検査機関のERIさんなどでも定期講習を開催するようになっていて、びっくりしました。
え?いつのまに・・?
しかも普及センターより1,000円くらい安いし・・
おまけに毎月2回くらい開催しているところもありました。これなら日程調整も楽ですね。
さらに、驚くことにWebからも申し込みが可能で、自分の写真と、資格証・振込明細の画像を送付するだけでOKとか、信じられないくらい便利になっています。
こんなことなら、さっさと普及センターでの受講はやめて、安いところで受講するべきでした・・
これって多忙な建築士さんで引っ越しをしていない人(=ずっと普及センターからお知らせが届き続けている人)なら知らならそうですよね・・・多忙な人ならぜひ知っておいて欲しい情報です。
(そんなことないか。例によって自分だけが知らなかっただけかもしれない(笑))
せっかくなので、2018年11月現在で、定期講習受講可能な機関と、料金・開催地を調べましたので、まとめておきました。よければこちらをご覧ください。
自分は今回、ERIさんで受講してきました。数名&DVD上映というなんともミニマムな定期講習でしたが、意外に息苦しくもなく、DVDのほうが編集されて時間ぴったりの講習になりますので、むしろ大講義室でのライブ講義より好印象でした。これでこっちの方が安いのであれば、もう普及センターの定期講習に戻ることはないと思います。次回もERIさんで受けるつもりです。
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