UQ WiMAXは光回線の来ない山や別荘暮らしの救世主か?TryWiMAXでエリア確認をしてみた話

光回線導入の見込みが全くない山の中でADSLが廃止になったらどうすればいいの?唯一の選択肢として残ったUQ WiMAXが山の中でも使えるのかどうかを、無料レンタルサービスTryWiMAXを利用して検証してみました。結果は・・・予想通りでした(笑)

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UQ WiMAXは無料でモバイルルーターを貸してもらえる

先日の記事の続きです。

ADSLからの乗り換え先として唯一候補に残ったのがUQ WiMAXだったのですが、実際に使えるのかどうかがわかりません。エリアを確認しても微妙なところです。

そこで、TryWiMAXという15日間無料でモバイルルーターをレンタルさせてくれるサービスがあるのでそれを利用してみることにしました。

上記の公式ページから申し込むだけですので、とくに難しいことはありません。気をつけるのは、15日間には往復の輸送期間も含まれていますので、それに間に合うようにエリアをチェックしたらさっさと返却する事くらいでしょうか。

気になる結果は・・・

自分の所のエリアを確認すると、以下のようなイメージでした。自分の家はギリギリエリア内にいる、というような状況です。

⇒UQ WiMAXのエリア検索はこちら(So-netさんのサイトより)

↑上記のエリア検索ページより、イメージ図を作成しました。緑の四角が自分の家です。ギリギリ引っかかっています。

申し込んで数日で届いたので、早速電波の強度を測定してみました。が・・

  • 屋内は全滅
  • 屋外も全滅
  • 家の周囲は木が茂り麓の方角を遮っているので、7mの棒にぶら下げて、7mの高さで測定してみましたが不可(両手ふさがってて写真撮れませんでした(笑))

以上のような結果となり、全くの玉砕でした・・すなわち、うちではまったくwimaxは使用できません。

↑家の外で電波測定・・麓の方向はごらんのように緑で生い茂っています。クレードルをつけても残念ながら電波はゼロ。

悔しいので、近所のエリア内を歩いて回って測定してみたところ、2カ所だけ電波を拾えました。拾えた場所は傾斜地かつ木が少なく、麓まで見通せるところでした。

↑家の近所で電波を拾えたのは、ここだけ。道路上での測定です。
↑もう少し広い範囲でも、この2カ所。大きめの2カ所目は、麓をよく見通せる眺めのよいところです。
↑家の近くの唯一電波を拾える場所。近づくとメーターが上がってきました。電波を拾うことができると、こんなふうになるんですね!

UQ WiMAXは「山暮らしの救世主」ではありませんでした・・・

考察してみる

分が住んでいる別荘地は、造成してから年月がかなり経っているので、木が15mとか20mの高さで生い茂っています。れが電波の遮蔽物になってしまったようです。

WiMAXは電波の波長が短く回析しにくいため、屋外や障害物のある環境では電波を拾いにくいという欠点があります。ですので、木に囲まれた山や別荘地は周囲が遮蔽物だらけですので、WiMAXにとっては最も苦手な環境、ということになるのだと思います。

山でも、麓まで遮蔽物がない、眺めのよい土地に住んでいる場合は、電波を拾える可能性が高いので、WiMAXを使うことができるかもしれません。今回テストしてみて電波を拾うことができた場所にお住まいの方は、迷うことなくWiMAXを契約されたらよいと思いました。

それにしても・・WiMAXのエリアマップの当てにならないこと(笑)山や別荘地に住んでいる方は、エリアのど真ん中でも契約前に必ずTry WiMAXで事前に利用可能かどうかを確認することをおすすめします。

なお、返却後WiMAXの営業の方から電話があったので、「エリア内になったら申し込みしますのでお知らせしてくれますか?」と聞いてみたところ、それは無理とのことでした。TryWiMAXは半年後にまた利用することが可能とのことなので、その時に自分で確認してみてください、だそうです・・・

(エリア内になったら営業かけてくれてもいいのにね・・・)

蛇足ですが、もし、家がエリア内だったら、自分はSo-netさんのWiMAXに申し込むつもりでした。アメリカなどで使用しないことが推奨されている話題のハー◎◎◎製ではない、NEC製のモバイルルーターを最も安く契約できそうだったので。申し込む気満々だったので、とても残念です。(2018年9月自分で調査)

⇒So-netさんのWiMAX申し込みページはこちら

なぜ自宅用でNECのモバイルルーターを契約するつもりだったのか?という理由ですが・・・

自宅でWiMAXを使うなら、ルーターを固定設置型にすれば出力の大きいWi-Fiルーターと一体になっているので、すっきりと設置できます。が、しかし、WiMAXの固定設置形の最新ホームルーターは、例のハー◎◎◎製です。

理由はまさにここにあるのですが、自宅のメイン回線だと銀行口座の確認とかもするでしょうから、丸ごと抜かれるor踏み台にされる可能性がゼロではないホームルーターにハー◎◎◎製は使用しない方がよいのではと思っています。(注:あくまで個人的な意見)

一方で、NECのモバイルルーターでクレードル付きにすると、クレードルにLANポートが1個ついていますので、これに自宅の既存WiFiルーターを接続すれば、今まで通りの使い方ができます。

その上で、モバイルルーターなら、ちょっと旅行や出張に出かけるときにも持参できますので、出先でも快適に動画を視聴したりできますし、出先でも積極的にWiMAXを使うことで手持ちのスマホの契約パケット容量も減らせますので、トータルで見て通信関係のコストダウンが可能になります。

ですので・・ここは自宅用にWiMAXを設置するなら、このNECのモバイルルーターでクレードル付きにしておくのがよいと思います。自分もそうしたかったです・・(涙)