ステンレス板にあいた穴を楽に広げる方法は?⇒ビットの説明書をよく読むべし

ステンレス板はとても硬いので、穴を開ける・穴を広げるには、「適切な方法」で作業する必要がありました。これまでの苦労がウソのように、簡単かつ楽に穴を広げることができました・・・

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何も考えないで作業するとドリルビットがダメになります

ッドデッキの柱脚金物に、安かったので↑これを選びました。固定する必要は特にないのですが、風であおられたときのために、念のためアンカー止めしておくことにしました。ホームセンターで購入できた一番小さなオールアンカーは幅5mmくらいあったので、もともと開いている固定用の穴が小さすぎて入りません。仕方ないので8mmくらいに広げようと、鉄鋼用ドリルビットで作業を開始したのですが、これが全然穴が開かず、しかもビットが熱でダメになってしまいました。

↑ここから先、全く進まなくなってしまった・・
↑ビットがこんなふうに・・完全にダメになりました。ちょっと無理しすぎました・・

適切な方法はビットの説明書に書いてある

ットを新たに調達し、ひっくり返して裏の説明書きを読むと、ちゃんと正しい穴開け方法が書いてありました(笑)。ポイントは

  • ドリルを被削材にしっかりと押しつける
    ビットがぐいぐいと削っているのを感じられるくらいがよい。
  • 素材に応じた最適回転数で使用する。
    ドリル直径が大きくなればなるほどゆっくり削る
    自分が開けた穴の直径は7.5mmで、説明書によると1000〜1500回転/分だった。使ったドリルは0〜2600回転/分だったので、半分くらいの回転数になるように調整しながら穴を開けた。
  • 切削油を注油しながら作業する。
    なおネットでCRC556のような潤滑油で代替できる、という記述がありましたが、これはなんとも言えないです。実際に556を使ってみましたが、削れる、というにはほど遠かったです。
    ちゃんと切削油を買ってきて作業したら、これまでの苦労がウソのようにあっと言う間に穴を広げることができました。無理だなと思ったら、いったんあきらめて切削油(と新しいビット)を買ってきたほうが早いです。
↑切削油は最初から買っておいた方がよいです。これがないと作業できない、と思った方がよいです。
↑本体に回転数が記載されていました。適正回転数1000〜1500回転に対して、ドリルの回転数は0〜2600回転/分なので、トリガーを全部引くと早すぎます。指先で微調整しながら作業します。
↑切削油を吹き付けながら、作業開始。ビットがステンレスを削っている事がよく伝わってきます。
↑ビットが痛むことなく、あっと言う間に穴が大きくなりました。

微調整はミニルーターのダイヤモンドビットで

は無事に広げ終わったのですが、アンカー位置の精度をちゃんと出せなかったので、結局微調整が必要になりました。さらに太いビットで穴を開けるわけにもいかず(もう余白がない)、思案した結果、手持ちのDREMELのミニルーターにガラス加工用のダイヤモンドビットを取り付けて使用してみました。

すると・・これはスムーズに加工できました。さすが、ダイヤモンドビットです。ステンレスでも問題なく削ってくれました。ただし、2本ダメにしてしまいましたが・・・安価なものでも大丈夫でしたので、多めに準備しておいた方がよさそうです。

↑ダメ元で作業したのですが、思った以上によく削れました。
↑やっと取り付け完了・・

微調整に悩まれている方がいらっしゃるようでしたら、こちらの方法も試してみるとよいかもしれません。

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